映画「オッペンハイマー」、ベッドシーンでヒンドゥー教の聖典引用　インド右派が反発 - Easy News

原爆げんばくの開発者かいはつしゃロバート・オッペンハイマーの目めを通とおして原爆げんばくを物語ものがたる映画えいが「オッペンハイマー」をめぐり、インドのヒンドゥー教右派きょううはが反発はんぱつを強つよめている。同作品どうさくひんのボイコットを呼よびかけたり、問題もんだいの場面ばめんのカットを求もとめたりする声こえも上あがっている。

問題もんだいとされているのは、キリアン・マーフィー演えんじるオッペンハイマーと、ジーン・タットロック演えんじる恋人こいびとフローレンス・ピューのセックスシーン。

途中とちゅうで動うごきを止とめたピューは、ヒンドゥー教きょうの聖典せいてんの１つ「バガバッド・ギーター」を手てに取とる。ピューに促うながされて劇中げきちゅうのオッペンハイマーは「われは死しなり、世界せかいの破壊者はかいしゃなり」という一節いっせつを読よみ上あげ、その後再ごふたたび性交せいこうを続つづける。

この場面ばめんが右派うはの反発はんぱつを招まねいた。ヒンドゥー教政党きょうせいとうインド人民党じんみんとう（ＢＪＰ）の政治家せいじかは、この映画えいがについて「ヒンドゥー教きょうに対たいする不穏当ふおんとうな攻撃こうげき」であり、「反はんヒンドゥー勢力せいりょくによるより大おおきな陰謀いんぼうの一部いちぶ」だとして非難ひなんした。